アラタカンガタリ〜革神語〜第238話「罪と罰」感想

現実世界「キハラノ」、その現状たる大惨事を
最後の神鞘ムメイの力で、知る事となった門脇、
更に自分と入れ替わって暴れるハルナワが
死体の継ぎ接ぎで創りだされた存在、
更にその頭部はムナカタの息子のもので…
さて前回、ハルナワが死体の継ぎ接ぎで創りだされた神鞘という事、
その頭部はかつて処刑されたムナカタの息子のものだと判明したわけですけど…
劍神に選ばれたのはハルナワになる前からみたいですね。
貴族殺しを行った狂気として使ったのが劍神「縛囚」、
それを聞くと皮肉な話とは確かに思いますけど、
それでムナカタまで苦しめるのは違うと思います。
根本的な原因はムナカタにあるのかも知れないですけど、
ムナカタが殺しに加担したわけではないですし、
息子が死罪になった事だけで十分苦しんだはずです。
それに追い打ちをかける様に彼の息子の頭部を
神鞘を作る材料として使い、
あまつさえ、生前の記憶まで消すなんて…
全ての神鞘の師なのかも知れないですけど、
その行いは狂ってる以外のなにものでもないです。
しかし、全ての神鞘の師という事は
シムはもちろん、仲間のカンナギとヤタカにとっても
特別な存在という事ですよね?
こんな神鞘の下で学んで鬼化しなくて良かったです。
ヤタカはヤンデレ、カンナギは暴走気味な性格ですけど、
ムメイと比べると比較的に人格者です。
さて、そんな非人道的なムメイに対し、
門脇は怒りを露わにして…
そりゃ、門脇じゃなくても感情的になると思います。
門脇は元から感情的ですけど、
逆にここまで怒りを露わにすると安心します。
力を求めていても、革にこだわっていても、
根本的な部分は鬼じゃないんです。
ただ、育った環境と不運が重なって荒れてただけで、
本質的な部分は革と同じだと思うんです。
革より感情的で好戦的なだけで、
理不尽な事には怒りを露わにしますし、
許せない相手には迷わず挑む心、
突き進む道は違えど本質は革と変わらないです。
いや、だからこそ逐力に選ばれたのかも知れないです。
創世と逐力、対となる劍神同士、光があるから闇もある、
でもどちらか欠けてもいけない映し鏡のような存在、
僕はそう思います。
さて、一方、現実世界「キハラノ」の方では
門脇の父が家に帰宅をしていて…
こんな状況でも息子を心配しないってどこまで身勝手なんでしょうか。
鬼騒ぎを信用してないのは無理もないとも思いますけど、
完全に息子の事を物としか思ってない、
なんで自分の息子が自分の跡を継ぐと決めつけてるんですか?
継がないと言っても強要するんでしょうねこの父なら…。
革の父親とは本当に大違いです。
そもそも、そんなに自分勝手に生きたいのなら、
最初から結婚しなかったらいいんです。
結果的に離婚して今に至るわけですし、
それなら最初から1人で居た方が良かったと思います。
でも、そんな門脇父にも、ついにハルナワの魔の手が…
その状況すらも人形を通し、門脇に見せるんですね…。
正直、門脇父は救いようのない父親で、
門脇がぐれても仕方ないクズと言っても過言じゃないですけど、
殺して良い相手と思わないです。
ただ、意外だったのはその再現を見た門脇が動揺した事です。
門脇からしたら、実の父親に良い想いはないでしょう。
門脇自身、現実世界と決別しましたし、
父に対してもどうでも良いと思ってても
おかしくないと思ってましたけど、
どんなに救いようがない父親でも、
その父親が殺されそうな瞬間を再現されるとなると
門脇でも動揺してしまうんですね…。
それはおそらく理屈とかではないのでしょう。
いくら嫌っていても憎んでいても、
そう割り切る事なんてできない、それが人間ですから。
なんか、門脇って話が勧めば進む程、
憎しみや怒りと言った負の感情より、
自分の想いに正直でまっすぐな性格になっていってる気がします。
個人的にやっぱり門脇は鬼とならずに、
門脇のままで逐力を使いこなす鞘となってほしいです。
門脇なら鬼の力など頼らずとも逐力を使いこなせると思うんです。
さて話に戻り、父が殺される事に隙が生まれた門脇、
ムメイの機械仕掛の犬が門脇に迫り…
ムナカタが門脇を救いました?!!
でも、これ結構やばいダメージなんじゃ…
ムナカタ的には自分達は仕方ないけど、
門脇とその父親は関係ないから割って入ったんですね…。
ムナカタは間違いなく門脇を息子じゃなく、
門脇として見てます。
それは息子の代わりなんかじゃなく、
自分達と同じ道をたどってほしくないからだと思うんです。
しかし、本当にハルナワをなんとかしてほしいです。
いくら救いようのない身勝手な父親と言っても、
このまま殺されたら後味が悪すぎますよ…。
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