アラタカンガタリ~革神語~第123話「優しき友」感想

ついにカンナギとアカチの戦いに最終局面、
アカチの圧倒的な体術に苦戦しつつもようやく
一撃を喰らわす事に成功したカンナギ、
しかしアカチはその一撃を喰らった直後に
地龍との契約が切れた事、
自分はすでに死んでいる人間だと伝えて…

アカチの真意が今明かされる…
そして悲しき結末へ…
さてアカチになんとか一蹴りあびせる事に成功したカンナギ、
でもその直後にアカチは自分が死人でたった今契約が切れた事を伝え…
132年前のあの日、奴隷を解放したという
無実の罪で死の淵まで追いやられたアカチ、
そんなアカチに語りかけてきたのが
剣神「地龍」だったんですね。
地龍が死ぬ間際のアカチに語った内容、
それは自身の鞘になるのなら今一度命を与えるという内容でした。
しかし常に勝ち続け1渡でも負けたのなら
その命は消えるというそれ相応のリスクもついてます。
死の淵まで追い詰められ絶望を味わったアカチ、
ここで生きる為に契約する事は
今まで以上の生き地獄を味わう事にもなります。
それでもアカチは地龍と契約をします。
会いたい者がいるから、
それだけがアカチが生きようと思った理由なんですね。
六ノ鞘が彼を敵に回したくない理由がわかった気がします。
六ノ鞘は何を考えているかわからないですけど
地龍の鞘がどういう存在か知っていても不思議ではないです。
勝ち続けるという事はそれだけ戦闘慣れしているのはもちろん、
死人である為に元々倒す事すら難しく、
地龍の鞘は死した身であるので身体が傷つく事に
ためらいがないわけですから敵に回したくないわけです。
でもその契約はカンナギがアカチに一蹴り入れた事で
解かれ始めたわけです。2人が幼い頃にアカチが
「一蹴りでも自分に喰らわす事が負けを認めてやる」
そう約束し、今その一蹴りを入れた事で
アカチは負けた事になってしまいましたから。
幼い頃の戯言と言えばそれまでですけど
それが地龍の契約解除に繋がるとは皮肉なものです。
そんなもう残り時間が少ないアカチはカンナギに…
死ぬ前に自分を焼き尽くすように言い出しましたよ。
友と再会する為に命を繋いできたアカチ、
その中でエミスの死とか悲しき事実も味わい
誰にも弱さを見せず人知れず苦しんだんでしょうね。
このまま死んでしまうよりカンナギの炎に焼かれて
最期を迎えたいというのが彼の最期の望みでしょう。
でもアカチの真実を知ったカンナギは
彼を自身の手で殺すなんてできないんです。
カンナギにとってアカチは自身の属鞘達を力づくで降し、
その家族の御魂すら奪った憎き相手…
憎き相手ですけど…それでも大切な友でもあるんですね。
アカチがやってきた事は許せないですけど
そのアカチは132年も苦しみ続けました。
カンナギがエミスを守れなかった?
それも結局は自分に力がなかったから、
そんな自身の無力さに苦悩し続け
自分の存在意義はなんだったのかと
その答えを求め続け許されない事を行ったアカチ、
カンナギがためらうなら自身が降ろうとし
降る寸前でカンナギはアカチを「火焔」の
炎で燃やす事を決意したカンナギ。
これも苦悩の末の決断だったと思います。
許せない相手である相手と同時に大切な友、
けっきょくカンナギにとっても
アカチは大切な友という事も変わらなかったわけですね。
そして火焔の炎に包まれたアカチ、
その炎の中でようやくエミスと再会です。
やってきた事はアレですけどそれ以前に
十分すぎる程苦しんだのですし
これくらいの幸せを最期に味わっても良いと思います。
まあなんにしてもこれでアカチとの戦いはすべて終わりました。
アカチの死に呆然とする門脇、
かつて自身に生き続けろと伝えたアカチの死に
悲しみを覚えるカバネ、
友を自身の炎で焼き殺す事しかできなかったカンナギ、
アカチが善か悪かでいえば悪役ポジですけど
その最期は多くのキャラ達に影響を与えました。
それだけアカチの存在が大きかったという事です。
そしてアカチの死と同時に日付が変わった事で
ヤタカはある事を思いだし…
アカチがカンナギの炎に包まれたその時、
アカチの罪科奴隷任期の150年が丁度終わったみたいです。
本当に今回の一件は皮肉の塊と言って良いです。
まさかこんな形でアカチが救われるとは。
でもそれと同時に救われない者が1人…
それがカンナギなんですね。
アカチの真意を知りなんだかんだで
彼の事を大切と思っていたカンナギ、
アカチの最期の頼みに応えたとは言え、
その悲しみは誰よりも大きいはずです。
いくらカンナギがアカチを救ったとフォローしても
カンナギ自身はそれを受け入れられないはずです。
そんなカンナギは幼きエミスの元へ辿り着き…
アカチは最初からカンナギが幼きエミスを殺せない事、
自分が死ぬ事をわかっていたんですね。
だから幼きエミスに自分が死んでも悲しまずに
その時にはカンナギが向かえに来る、
彼は自身にとって大切な親友だからと教えたんですね。
すれ違い、戦う事でしかわかり合えなかった2人、
カンナギも不器用な男ですけど
アカチも不器用な男です。
罪を犯し、カンナギに憎まれ彼を本気にさせないと
わかり合う事ができないのですから。
真実を知り、幼きエミスの側で涙を流すカンナギ、
カンナギは今後どうするのか気になりますが
今は十分泣いてほしいです。
どんなにアカチが許せない相手でも
カンナギにとって彼が大切な親友という事も変わらないのですから…。
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Comment

アカチ(地龍)がカンナギに降り、ヤタカが降しにくい展開の今、
門脇のパワーアップ方法が気になります。
(北の神鞘か手を組んでる六ノ鞘を降すのか)

やっぱカンナギは友の力の地龍を何処かで使うのですかねぇ~
(降下の宣言は途中で終わった感じですがもしかして地龍は再び地に眠った?)

そういやアカチは地龍に選ばれた後に獄中関係者を皆殺しにでもしたのですかねぇ~
(アカチが地龍に選ばれた時点で立場が逆転されたので向こうは多分何もしてこないでしょうが)
  • 2011⁄06⁄03(金)
  • 11:08
  • [edit]

Re: タイトルなし

> アカチ(地龍)がカンナギに降り、ヤタカが降しにくい展開の今、
> 門脇のパワーアップ方法が気になります。
> (北の神鞘か手を組んでる六ノ鞘を降すのか)
六ノ鞘が革と戦い、最期の足掻きとして門脇に降る可能性は十分あり得ますね。
> やっぱカンナギは友の力の地龍を何処かで使うのですかねぇ~
> (降下の宣言は途中で終わった感じですがもしかして地龍は再び地に眠った?)
そこが良くわからないんですよね。
> そういやアカチは地龍に選ばれた後に獄中関係者を皆殺しにでもしたのですかねぇ~
> (アカチが地龍に選ばれた時点で立場が逆転されたので向こうは多分何もしてこないでしょうが)
アカチならそれもあり得ますね。
  • 2011⁄06⁄07(火)
  • 21:40

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